〔Pen Pen ENGLISH〕週1インターナショナルスクール〜楽しみながら英語に親しむ!

Pen Pen ENGLISH とは

英語を話すことは特別なことではありません、
リラックスして気軽にはじめましょう

〔Pen Pen ENGLISH〕のレッスンは、一緒に英語の歌を歌ったり、英語のフレーズをリズムに乗せて、繰り返し口ずさむ"チャンツ"などで一緒に遊んだりする"アクティビティ"中心のレッスンです。
言語は頭で考えるより体で覚える積み重ね。赤ちゃんが成長する過程と同じです。
 


講師:Gemma Harada (聞き手:ambiente 中原雅子)

〔講師プロフィール〕



英語を学ぶことは特別なことではない

──どんなコンセプトで教えていらっしゃいますか?

レッスンはほとんどの時間を楽しみながら行います。
一緒に英語の歌を歌ったり、英語のフレーズをリズムに乗せて、繰り返し口ずさむ"チャンツ"などをその場で作って一緒に遊んだりする"アクティビティ"中心です。
言語は頭で考えるより体で覚える積み重ねです。赤ちゃんが成長する過程もそうですよね。
子どもたちは緊張が取れればみんなすぐに慣れて、それぞれの反応をアドリブで返してきますよ!
シャイな子は後ろに隠れてしまいがちなので、子どもの個性に合わせたアプローチを意識しています。「先生を手伝って!」とお願いして、手をつないで一緒にみんなの前で歌ってもらったり...。
現在、子どもは3歳から小学4年生くらいを中心に教えています。彼らには「毎日沢山あるなかの一つの経験として英語に触れて欲しい」と思っています。
だから、楽しいレッスンの最後にはワーク・ブックも使って勉強してもらいますよ、もちろん(笑)。



子どもたちの様子を父兄の方と情報交換しています

──父兄の方とはどんなコミュニケーションを取っていますか?

できるだけ、それぞれの進歩を伝えるため、「最近こんなことが出来るようになってますよ」とか、「苦手だったことを克服できましたよ」とか、気付いたことを報告します。お母さんたちでも、毎日見ていると気づかないこともありますよね。
 逆に、お母さんたちの方から「今日は家でこんなことがあったので、少し元気がないかもしれない...」という話をしてもらうこともあるんです。そんな時には少しでも元気になれるように、いつも以上に楽しい気持ちになって帰れるようにしてあげたいと努力します。






よく使われる市販の教材と手作りの教材を組み合わせて使っています

──教材はどんなものを使うのですか?

『コース・ブック』を使ったり、リーディングに役立つ『オックスフォード・リーディング・ツリー』も使いますね。
他には自分で作った教材も使います。
私はフィリピンでデザイン画を書く仕事をしていたし、今は無理ですが、時間が出来たら趣味の刺繍をしたいとも思っているくらい、手先を使うのが好きなので、教材やクリスマスレッスンの飾り付けなどを手作りするのは楽しいんです。
そういう部分でも子どもたちが喜んでくれたらいいな...と思っています。



大人には子ども以上に楽しいレッスンを心がけています

──大人の生徒さんにも教えているんですよね?  大人に教える場合と子どもに教える場合では何か違いがありますか?。

大人に教える時には、よりフレンドリーに、エンターテイメント性を重視したレッスンを心がけています。そしてリスペクトする気持ちを大切にしています。もちろん、子どもたちにもそうなんですが、大人に対してはより意識しています。
大人は子どもの頃のことを忘れているから... 無邪気に楽しむことを思い出してレッスンにのぞんでもらいたくて...。
プライベートレッスンの場合はオーダーメイドシューズと同じだと考えてます。相手に合わせたアプローチで手助けをして、英語を話せる楽しさに気づいて欲しいんです。
自分の中にある抵抗やバリアを取ることができたら、色んなことが変わり始める気がします。
相手の気持ちをほぐすレッスンをこれからも出来たらいいですね。



外国語を覚えたいと思う気持ちが第一歩

──実は、私も英語を話したいと思うんですが、いざ外国人と向き合うと全く言葉が出てきません。アドバイスをいただけますか?

英語を学ぶことを特別視している人が多いのかな? と、日本人の方に接していて感じることがあります。英語を話す人に会うと緊張するのでしょうか?
とにかく、一歩踏み出すことです。自分の興味のあることを通して学ぶのもいいですね。歌とか、映画とか、スポーツとか...。
英語を話すことは特別なことではありません、気軽に取り組みましょう。勉強したいと思ったことがすごい! あとは一歩ずつ足を前に踏み出しましょう!





外国語は経験しながら体で覚える

──Gemma先生は日本に来る前から日本語を勉強していたんですか?

いいえ、全く。日本語を学びたいと思って来日しました。
スーパーマーケットで働いたり、介護ヘルパーの資格を取ったりしながら、日本語に少しずつ慣れていったんです。
来日したばかりの頃、人混みを歩くときには「スミマセン」と言うのよと、友人に教わって、ああ、こういう場面では「(小声で)スミマセン」と言うのねと体験しました(笑)。 そんな風に体で感じて覚える、その積み重ねで言葉を話せるようになっていくと思います。とってもシンプルです。
頭でっかちに考えず、英語を使う環境に飛び込んでみること、英語に接する時間を増やすことをオススメします。
もしも「英語は話せないけど、アメリカで暮らしてみたい」と言う人がいたら、「とにかく行って!」と背中を押してあげたいです。人間は新しい環境に適応するチカラを持っていますよ!



私の夢は子ども達が英語に浸れる空間を作ることです

──どんな場所でレッスンをしていますか?

今は近所のコミュニティセンターをお借りしてレッスンをしていますが、現在、自分の教室を持つための準備を進めています。私の中には、はっきりしたイメージがあります。レッスンルームの他にもう一つ部屋を用意して、そにこは英語の本がたくさん置いてあるんです。子どもたちが好きな時に来て、好きな本を読めるように。いつでも英語に浸れるように...。そんな場所を作りたい。
近い将来、私の夢を実現させます。






教えることは学ばせてもらうこと

──日本で教え始めて5年くらいとお聞きしましたが、この5年間で感じるご自身の変化はありますか?

最初の頃、私はたくさんの驚きに出会いました。子どもたちは好奇心に富んでいて、とってもお行儀が良くて、絵も上手! 彼らと過ごすのはなんて楽しいんだろうって...。
でも、分からないこともやっぱり多くありました。それは民族や社会、文化の違いからくるものでしょう。そして、今はそれらをよく理解できるようになりました。
5年間で私もたくさんのことを学ばせてもらったんですよね。私はいつも思います。「教えることは学ぶこと」だって。
そんな中で、昔も今も変わらずに感じているのは、どの言語を使っていても「他者とコミュニケーションを取ること」こそが、いちばん大切だということ。
さまざまな出会いに感謝し、英語講師としての活動の中で、これからもたくさんの経験をしていこうと思っています


──ありがとうございました。今後もますますのご活躍を期待しています。